名字の言

〈名字の言〉 2019年6月29日

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世界の研究機関を格付けした「ネイチャーインデックス2019」が先日発表され、質の高い論文の割合を算出するランキングで「沖縄科学技術大学院大学」が世界10位、国内トップに輝いた。創立からわずか8年での快挙に注目が集まる▼同大に通うある学生部員は、“近年、増え続ける精神疾患の患者を救いたい”と神経生物学を学ぶ。世界最高水準を追求する研究は多忙を極めるが、時間をつくり学生部のグループ長として奔走する▼「僕の夢は、悩む人や苦しむ人のために自分の研究を役立てることです。だから“人に尽くす心”を磨く学会活動は欠かせません」。その生き方に共感した友人が本年2月に入会。互いの夢に向かって、切磋琢磨の日々を送る▼民衆のために働き、民衆を守る指導者に――この崇高な使命を帯びて、1957年(昭和32年)6月30日、学生部が誕生した。戸田先生と、若き池田先生の師弟によって結成された“最後の部”となった▼釈尊は、法華経の説法の終わりに駆け付けた普賢菩薩に、民衆救済の誓願こそ仏法実践の要諦であると説いた。磨き抜いた英知を、世界の民の安穏と幸福のために発揮するのが“創価の普賢菩薩”たる学生部の使命だ。新時代を開く友の活躍に、心からのエールを送りたい。(礼)