「心の容器こそが、すべての悪の原因であり、容器に欠陥があるために、外から入って来るものが、すべてその中で腐るのだ」と。
人間としていかなる境涯の持ち主であるかが大事である。
心というものは、不可思議な作用をもつがゆえに、すぐれた一心をつくりあげなければならない。
仏法には「頭破作七分」とある。これは「心破作七分」ともいっている。
心、つまり精神が悩乱している人には、いかに正論を説き、道理正しく論じても、すべて曲折してうけとられるものだ。
こわれた器には水がたまらず、流れてしまうのと同じである。
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