若い女性たちがSNSなどで使うBFF(Best Friends Forever)という略語がある。意味は“一生涯の親友”▼弥生3月を駆ける東京・北総区の女性部の方が、友人の名前を記入できる「BFFカード」を作成した。とても素晴らしい出来栄えで、壮年部でも使っているという▼同総区に毎月、友人と座談会に参加する82歳の壮年がいる。きっかけは15年前、池田先生が随筆で“10人の本当の友人をつくろう”と呼びかけたこと。カラオケが大好きで友達はたくさんいる。だが、本当の友と言えるか。せめて本当の友人には、自分を幸せにしてくれた信心を知ってもらおう。それには座談会が一番と考えた▼「何も隠さず、押しつけもせず、ありのままを見てもらいます。意外とみんな次も行くよと言ってくれます」。この10年で6人の友人が入れ代わり座談会へ。その1人が先月、入会。今月は、その方とさらに別の友人も一緒に。なんとも自然体なのだ▼先のBFFカードには「たとえ相手に裏切られても『自分が裏切らない』なら、友情なのです」との先生の言葉が記されている。友情のドラマの主人公は私自身。心軽やかに自分から声をかけよう。大切な“BFF”がきっと現れる。(進)