
池田先生ご指導


妙法を縁としての行為の因果は、善につけ悪につけ、通途の次元の行為の因果とは比較にならないほど大きい。その最大の悪業である謗法の罪を消滅するには、最大の善業である正法の信受・弘通による以外にない。

「なすべきことを後回しにしたり、そのうちやろうなどと構えていたら、敗北を約束されたようなものです。明日を頼まず、明日なき人のごとく、全身全霊で今日を戦った。ゆえに学会にはスピードがあり、大発展したのです。

たんに現世のみでなく、自己自身の過去の謗法の罪が生命深く染みついていて、それが私たちの人生の幸・不幸を左右しているのである。

たった一遍の題目にどれほど偉大な力が秘められているかたった一遍だけでも人々をして永遠の幸福の軌道へと向かわしめている。

御本尊へ合掌し、勤行・唱題する。その声は、すべて仏・菩薩、諸天善神のもとに届いている。 そして目には見えないが、全宇宙の仏・菩薩、諸天善神が、

川の水も同じである! 流れがよどみ停滞すれば、いつしか濁って、変質する! 妙法の世界にあっても、献身の行動をいとい退転した人間は、信心の清流が濁り、心が腐ってしまった姿にほかならない!

御本尊こそ末法の一切衆生の苦悩の重病を根本から治し救ってくださる唯一の大良薬であり、

つらいとか苦しいとか口で言える間は、まだ本当の努力をしていない。死に物狂いになった時は弱音など吐く余裕もなくなる。
