本日の御書

本日の御書 彼の太公が殷の国に入りしは西伯の礼に依り張良が秦朝を量りしは漢王の誠を感ずればなり、是れ皆時に当つて賞を得謀を帷帳の中に回らし勝つことを千里の外に決せし者なり(一昨日御書p183 n874)

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【御書本文】
彼の太公が殷の国に入りしは西伯の礼に依り張良が秦朝を量りしは漢王の誠を感ずればなり、是れ皆時に当つて賞を得謀を帷帳の中に回らし勝つことを千里の外に決せし者なり(一昨日御書p183 n874)

【通解】
かの太公望が殷の国に攻め入ったのは、西伯(文王)が礼をもって迎えたからであり、張良が謀をめぐらして秦の国を滅ぼしたのは、漢の高祖(劉邦)の誠意に感じたからである。これらの人は皆、その当時にあって賞を得ている。謀を帷帳(幕を張り作戦計画を練る場所)の中にめぐらし、千里の外に勝利を決した者である。

【先生の指導から】
最高の作戦を立てるのだ。合議が大事である。その上で、決然たる行動が、勝利を開く。
ベートーヴェンの音楽のように劇的に、また繊細に、友の心を鼓舞する名指揮をお願いしたい。
広布の戦いは、一面では大変である。しかし、皆のため、広布のために尽くしていった分だけ、大きな功徳を受けることができる。生々世々、偉大な指導者として、最高の幸福境涯で生まれてくる。その因を積むことができるのである。
青年部は縦横無尽に、わが使命の天地を駆けめぐっていただきたい。
とくに新任のリーダーは、決して「殿様」になってはいけない。人ではなく自分が苦労を引き受ける─それが二十一世紀のリーダーの要件であることを忘れないでいただきたい。