染色の世界では、植物で染める際は、枝や樹皮から色を採る。咲いた花からは、もう枝や樹皮のような色は出ないらしい。ところが、ベニバナは花から染めることができるという▼咲いたら終わり、ではない。咲いてなお、いや咲いたからこそ、さらに生み出せるものがある――そんな旺盛な生命力が、見る人を引きつける鮮やかな紅色を生み出すのかもしれない▼そのベニバナを県花とする山形県を今夏、豪雨が襲った。特に山深い戸沢村の被害は深刻だった。地域一帯が浸水し、多くの同志も被災。中には2年前の豪雨被害から再生させた水田に土砂や巨木が流入し、収穫を前に再び壊滅させられ、悔し涙を流す友もいた▼数日後、水が引くと同志の家を一軒一軒、歩いて激励する友がいた。地域の“広布の一粒種”である多宝会の婦人だった。草創以来、信心に無理解な人々の心ない言葉に耐え抜き、その地に学会理解と信頼の輪を広げた人だった。そんな婦人の励ましに、皆が顔を上げた▼池田先生と共に幾多の苦難を乗り越え、人生を開いてきた先輩方の姿と確信の言葉ほど力強いものはない。11月で「多宝会」は、結成30周年の佳節を刻む。信心の黄金の輝きで周囲を照らし、染め抜く多宝の友を心からたたえ、感謝したい。(代)
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