座談会

〈座談会 師弟誓願の大行進〉50 今の未来部こそ「従藍而青」の本命の弟子 人材育成が広布の流れを盤石に 2018年7月30日 夏は受験の天王山 粘り強く諦めない心で

スポンサーリンク
夏は受験の天王山 粘り強く諦めない心で
〈出席者〉
原田会長
山口未来本部長
尾高副女性未来本部長
高澤女子未来部長(女子高等部長兼任)
田中副未来部長(中等部長兼任)
躍進の夏は、「創価ファミリー大会」をはじめ、未来部の友が大成長するための企画が、めじろ押し(22日、長岡平和講堂での第2新潟総県の集い)。さあ、共々に挑戦の毎日を!

 尾高 「大白蓮華」7月号での池田先生の講義「世界を照らす太陽の仏法」に感動が広がっています。

田中 テーマは、「人類の未来を築く――次代担う人材育む聖業」。全編にわたって、未来部育成の真髄が記されています。

原田 はじめに先生は、本年が未来部歌「正義の走者」誕生から40周年であることに触れられ、「混迷を深める現代社会において、リーダーの最大の焦点は、『人材の育成』」であると示され、「学会は、常に青年を励まし、青年を尊重してきました。人材を育てることが、仏意仏勅の学会を永遠ならしめ、広宣流布の流れを、より盤石なものにするからです」と述べられています。

山口 実は、「正義の走者」が誕生した時、私は現役の高等部員でした。先生が、未来部のために歌を作ってくださった喜びは、今も鮮明に覚えています。

原田 講義の中で先生は、御書の「仏になるみちは善知識にはすぎず」(1468ページ)を通し、「人と人の触発の中にこそ成長があります。未来部員も、会合などで触れ合う良き先輩や同世代の友の姿や話から、大いなる触発を受けます。なかんずく広布の前進の中で、学び得たことは、人生を切り開く力となる」と強調されています。

尾高 本年も代表が参加し、夏季研修会を開催します。こうした機会を通じ、時間を共有することは、未来部員一人一人にとって、大きな触発の場となります。何より、学会という善知識の集いの中で、「人生を切り開く力のある信心」を学ぶことができます。

日々の新聞を熟読

 原田 先生が第3代会長に就任され、一番初めに結成されたのが未来部です。実は、この1964年(昭和39年)、先生は、「恩師の正義と真実の学会精神を永遠にとどめ残そう」と、小説『人間革命』の執筆を開始されています。

尾高 この史実を通し、「私の生涯にわたる執筆闘争は、信ずる未来部の成長とともに始まったのです」と言われ、本年3月には、「皆さん一人一人に手紙を書き贈る思いで、いよいよ『新・人間革命』の最終章『誓願』の章に入ります」とも述べられています。

山口 「今」という時を選び、生まれた未来部員の使命の深さは、計り知れません。9月8日に予定される完結に向け、連載が進む『新・人間革命』を日々、真剣に学び、未来部員にも熟読を呼び掛けていきます。

田中 夏は、受験生にとって天王山でもあります。「未来ジャーナル」に連載中の「誓いの明日へ」7月号で、先生は、「三日坊主も10回繰り返せば30日で、1カ月です」「粘り強く繰り返すことで、当たり前の日課になっていきます。大事な点は、へこたれずに何度でも決意できるかどうかです」と記され、「壁に突き当たって立ち止まったとしても、再び発心して前進を開始することです」とつづられています。

高澤 私にとって受験は信心の原点の一つです。というのも、小学生時代、懸命に勉強したものの、創価中学に合格できませんでした。がっかりしていた私に、担当者の方が、先生の言葉を教えてくださいました。「最後の一歩まで/断じて退くな!/幸福は 前にあるからだ」と。

原田 御書には、「いつも・たいせず」「いかなる時も・つねは・たいせず」(1544ページ)と仰せです。大切なのは、一歩も退かないことであり、決して諦めないことです。

高澤 はい。私は先生の言葉に触れ、“絶対に負けない!”と決意。お題目をあげながら、“自身の可能性を信じる。諦めない!”と奮起し、猛勉強に励む中で、創価高校に進学することができたのです。

山口 高等部長(当時)を務めていた1991年(平成3年)、先生は、未来部員が「努力したこと」「頑張ったこと」をたたえる大切さを教えてくださいました。高澤さんに、先生の言葉を伝えた担当者の方のように、未来部員が努力してきたことをたたえ、渾身の励ましを送れる一人一人になっていきましょう。

田中 今回、初めて、中等部員も教学部任用試験を受験できるようになりました。学んだことをスポンジのように吸収する中等部員の姿に、各地から感動の声が寄せられています。

高澤 たとえば、ある中等部員は、研さんをする中で、信心の素晴らしさに感動。家に帰ってくるなり、お母さんに、「日蓮大聖人は、本当にすごいね!」と何度も語ったそうです。以来、勤行・唱題が楽しくて仕方がないと言い、毎日、欠かさず実践しています。

22世紀に向かって

 原田 先生は、今の未来部の皆さんこそ、「学会創立100周年の2030年から22世紀へ、後継のバトンをリレーしていく『従藍而青』の本命の弟子です。未来部新時代の第一陣です」との重要な指針を示してくださっています。

尾高 はい。今の未来部の皆さんは、22世紀に向かって進む学会を守り、支える一人一人です。

原田 ゆえに先生は、「大白蓮華」の講義の中で、“新世紀に入ってまもなく、「21世紀使命会」の友に贈った指針を今、未来部育成に関わる全ての同志にあらためて贈ります”と言われたのです。それは、「若き日の/深き歴史は/人生の勝利を決する。/未来部を励ませ!/大生命力を届けよ!」との言葉です。

山口 暑い日が続きます。絶対無事故を心掛け、熱中症にはくれぐれも気を付けながら、私たちは先生の講義を読み深め、この指針のままに、「希望の未来」を開く人材の育成に全力を尽くしてまいります。