座談会

〈座談会 師弟誓願の大行進〉38 御聖訓「南無妙法蓮華経は師子吼の如し」 仏の大生命力が病に打ち勝つ力 2018年5月31日

スポンサーリンク
常に師と共に!6月4日は世界池田華陽会の日
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
竹岡青年部長
伊藤女子部長
 
全道で開かれた、インドの友との交流交歓会には、多くの友人も参加(26日、北海道文化会館で)。インドの友の姿に感動し、“私も世界に広がる学会の一員になりたい!”と入会を決意する人が相次いだ

 伊藤 先日、「インド青年部研修会」が行われ、130人のインドの友が、北海道を訪問されました。

 竹岡 全道15会場で、3000人の友人が参加した交流交歓会をはじめ、インド・北海道青年三代城総会などが開かれ、新時代の栄光の扉を開く、歴史的な集いとなりました。

 原田 インドは本年、20万人の地涌の陣列を築き上げ、北海道は現在、2年連続で世帯増を成し遂げています。拡大と勝利の金字塔を打ち立てる両地域の青年の出会いは、世界広布の「未来までの・ものがたり」(御書1086ページ)となって、光り輝いていくことでしょう。池田先生のメッセージにある通り、「いやまして勇気ある信心で誓願の題目を唱え抜き」「地域に社会に、希望の対話、励ましの対話を広げ」ゆくことを期待します。

「生も、死も歓喜」

 長谷川 「励まし週間」の取り組みの中で、「病気」について、相談されることが多くあります。そこで今回は、小説『新・人間革命』第29巻「力走」の章から学んでいきたいと思います。

 原田 そもそも仏法では、生老病死は避けられないと説かれています。生きていく上で、さまざまな障魔が現れるのは当然です。ゆえに、“病気になったのは信心が弱かったからだ。皆に申し訳ない”などと考える必要はない、と先生も明確に言われています。

 永石 もちろん、規則正しく生活し、食生活にも気を配り、健康管理に努めていくことは必要です。また、定期健康診断も大切です。

 原田 しかし、遺伝や高齢などが要因の病気もあります。そこで先生は「大事なことは、病気に負けないこと」と語られています。
 人生には、病に襲われることもあれば、失業や倒産に見舞われることもあります。しかし、それ自体が人を不幸にするわけではありません。その時、“もう終わりだ”などと思い、希望をなくし、無気力になり、自暴自棄になることが、自らを不幸にするのです。

 長谷川 つまり、病気に負けるというのは、その現象に翻弄され、心が敗れてしまうことです。御聖訓に「南無妙法蓮華経は師子吼の如し・いかなる病さはりをなすべきや」(同1124ページ)とあります。“ここで負けてたまるか! 必ず乗り越えてみせる!”という、師子のごとき一念で、強盛に祈り抜いていくことこそが、苦境を勝ち越える力となるのです。

 原田 また、苦難、悩みがあるからこそ、それを乗り越えることで、仏法の偉大さを証明することができます。闘病体験も、広宣流布を進めていく上での大きな力となるのです。ゆえに先生は、「病の診断を受けたら、“これでまた一つ、信心の体験が積める! みんなに仏法の力を示す財産が増える!”と考えていくことです。くよくよするのではなく、堂々と勇み立って、病に対していくんです」と言われています。

 永石 さらに、「病に打ち勝つ根本は、大生命力を涌現させていくことです。その力は、他者を守るために生き抜こうとする時に、最も強く発揮される」とも教えてくださっています。

 竹岡 私たちは、広宣流布という万人の幸福と世界の平和の実現を目指しています。その使命を果たしゆくために、自身の病を克服しようと祈るならば、仏の大生命力が涌現します。そのあふれ出る生命力こそが、病に打ち勝つ力になるということですね。

 長谷川 一方、信心をしていて、病で亡くなっても、先生は、「広宣流布に生き抜いた人には、鮮やかな生の燃焼があり、歓喜がある。その生き方、行動は、人間として尊き輝きを放ち、多くの同志に共感をもたらします」と述べられています。

 竹岡 学会の同志の中には、病床にあっても、見舞いに訪れる友を懸命に励まし続けた方もいます。薄れゆく意識の中で、息を引き取る間際まで、題目を唱え続けた方もいます。

 原田 それは、地涌の菩薩として、人生を完結した姿といえるのではないでしょうか。先生は、「生命は三世永遠であるがゆえに、来世もまた、地涌の使命に燃えて、地涌の仏子の陣列に生まれてくるんです。広宣流布の大河と共に生きるならば、病も死も、なんの不安も心配もいりません。私たちには、三世にわたる金色燦然たる壮大な幸の大海が、腕を広げて待っているんです」と指導されています。まさに、「生も歓喜」「死も歓喜」の生命観です。

 伊藤 病と闘う門下を励ますため、日蓮大聖人は、「わが弟子を病で苦しめる鬼神は、剣を逆さまにして飲むことになるぞ。大きな火を抱き、身を焼かれることになるぞ。全宇宙の仏の大怨敵になるぞ」(同1587ページ、趣意)と仰せになりました。

 原田 この大聖人の御確信と御一念に包まれているのが、広布に生きる学会員です。だからこそ、私たちは、ともどもに励まし合いながら、先生の指針を胸に、病に“負けない”生き方を貫いてまいりたい。

折伏と人材を拡大

 永石 6月4日は、「世界池田華陽会の日」ですね。

 伊藤 はい。世界の華陽の友が、師と共に広布に生きる誓いを立てる日です。私たちは、この師弟原点の日から、7・8「白蓮グループの日」、7・19「女子部結成記念日」を目指し、折伏と人材のさらなる拡大に走っていく決意です。

 原田 世界の友と力を合わせ、「女性の世紀」を開きゆく、青春勝利と、平和・幸福の連帯の拡大を、池田先生も祈ってくださっています。私たちも全力で応援していきます。