〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
藤原学生部長
渡邉女子学生部長
長谷川 下半期が始まり、青年部が各地で勢いよく、スタートダッシュしています。対話拡大の波の中、8月31日は「学生部の日」、9月9日には「女子学生部の日」を迎えます。
藤原 先日、男子学生部では教学実力試験を全国で実施。メンバーは、この夏の研さんの成果を大いに発揮しました。
渡邉 女子学生部では、各地で定期的に教学大学校を開催し、池田華陽会御書30編の読了にも先駆しています。
原田 御義口伝に「法華経を閻浮提に行ずることは普賢菩薩の威神の力に依るなり」(御書780ページ)とあるように、世界広宣流布のためには男女学生部が持つ英知の力が不可欠です。
藤原 今、学生部の戦いをけん引しているのは1年生のメンバーです。全国の皆さまにご協力いただいたおかげで、入学直後から多くの1年生が活動に参加することができました。
原田 新しい人材を育てることは、新たな広布の開拓に直結しますからね。
藤原 千葉のある総県では、1年生を中心としたメンバー一人一人に対し、総県幹部が一対一の励ましに徹し抜きました。「何のために信仰をするのか」「悩んでいることはないか」と語らい、寄り添う中で、次々とメンバーが立ち上がり、グループ平均3人以上のビクトリー・リーダーが誕生しました。総県学生部長自身も御本尊流布が実るなど、弘教でも結果を残しています。
長谷川 身近な先輩が真剣に活動に励んでいる姿こそ、後輩にとって最高の触発になります。
藤原 私も上半期に、中学時代から交流のある友人への弘教が実りました。彼は入会後、教学部任用試験にも合格。毎回の本部幹部会の中継行事にも参加し、池田先生の指導に触れるたび、深く感動しています。
渡邉 7月に、私自身、本年2世帯目の弘教が実りました。その友人は、任用試験を通して学んだ「万人成仏」の思想に心から感動。「御書をもっと学び、信心の確信を深めていきたい」との思いが、入会への大きなきっかけとなりました。
原田 私も、大学時代に苦労をして折伏に挑戦したことが、自身の弘教の戦いの原点になっています。学生時代はさまざまな機会を通して、人間関係を大きく広げることのできる時です。結んだ友情は一生の宝となります。大いに学びながら、仏縁を大きく広げていただきたいと思います。
永石 学業、就職活動の面で、多くの学生部員の方々が信心の実証を示していますね。
藤原 神奈川で部長を務めているメンバーは、人工衛星を用いて海洋の水質を推定する研究に従事。日本独自の気象観測衛星の精度向上にも携わっています。論文が高く評価され、この秋には国際的な研究機関が参加する学会で発表することが決定。彼が御本尊流布した大学の友人も今、グループ長として共に活動に励んでいます。
渡邉 女子学生部のあるメンバーは難関の国家試験に向け、勉強と共に真剣な唱題に挑戦。また、アメリカ留学中に出会った友人を学会の集いに誘い、友情を深めることもできました。勉学と信心に懸命に取り組んだ結果、見事、現役合格を勝ち取ることができたのです。
永石 現在、進路を勝ち取るために挑戦中の学生の方々も多くいます。わが地域の学生部メンバーに対して、心からの励ましを送っていきましょう。
藤原 池田先生は、小説『新・人間革命』の完結について「9月の8日、すなわち恩師の『原水爆禁止宣言』の日を目標に進めている」と述べられました。この日は、50年前に学生部総会の席上、日中国交正常化提言が発表された日でもあります。学生部と先生との新たな原点を刻む思いで、日々、『新・人間革命』を真剣に研さんしています。
渡邉 翌9日は「女子学生部の日」です。先日の随筆で先生は「『人間革命』『新・人間革命』は、わが全宝友と分かち合う黄金の日記文書なり、との思いで、私は綴ってきた」と記されました。私たちは「部の日」から新たな決意で自身にとっての、師弟共戦の歴史を紡いでまいります。
原田 さらに、先生は随筆で、社会にまん延する苦悩を打開し、人間の幸福を実現するために「眼前の難題に挑み、心ある友と誓いを共有し、対話を重ね、行動の連帯を広げる」ことの重要性を強調されました。まさに、人間革命の哲学に基づき、社会変革の対話に先駆する学生部の姿そのものです。さらなる大成長を全同志が祈っています。
渡邉 この夏は、台風や大雨による被害に多くの地域が見舞われました。9月も引き続き、台風のシーズンです。過去、甚大な被害が出た台風の多くは9月に発生しています。
長谷川 9月1日「防災の日」に当たり、家庭や職場でも人ごとでなく災害への備えを進めていきたい。
永石 学会の会館においても日頃から防災訓練などに取り組んでいますが、避難経路の確認など、中心者の方々は改めて防災意識を高めていきましょう。
長谷川 また、9月1日は「牙城会の日」です。
永石 牙城会の方々の日々の献身があるからこそ、私たちは安心して会館を使用することができます。心から感謝いたします。
原田 かつて先生は「広宣流布の法城は、牙城会の君たちと一体である」とつづられたことがあります。牙城会の皆さんは、先生から託された学会厳護、会員厳護の使命を忘れず、日々の任務をよろしくお願いいたします。