名字の言

〈名字の言〉 2018年6月27日  仕事で疲れ、家に帰ってきて寝転がる。そのとき、部屋の天井に星空が広がっていたら、どれほど安らぐだろう

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 仕事で疲れ、家に帰ってきて寝転がる。そのとき、部屋の天井に星空が広がっていたら、どれほど安らぐだろう……そんな思いから、世界初の光学式家庭用プラネタリウムは誕生したという▼制作したのは大平貴之さん。ギネスにも認定されたプラネタリウム・クリエーターである。大平さんは「満天の星を見上げて感動する人の感性は今も昔も変わらない」と訴える(『プラネタリウム男』講談社現代新書)▼東北文化会館の一角に、「言葉の力で立ち上がる」というコーナーが設置されている。来館した友が、願いや復興への思いなどを記した、色とりどりの“星形”の付箋が壁いっぱいに貼ってある▼珠玉の言葉がつづられた“星々”を見ていると、勇気が湧いてくる。その中でも、群を抜いて多い言葉は「一家和楽」。きらめく星々が、見上げる人を静かに包み込むように、いつも自分を見守ってくれる、わが家族や“創価家族”がいる。そのかけがえのない存在は、無限の希望となって人生を開く力となるに違いない▼先の大平さんの信条は「人間は可能は証明できるが不可能は証明できない」だという。打開は不可能と思われる苦境も、必ず可能に転換する!――希望を胸に不屈の前進を続ける、創価の友の生き方と重なる。(代)