名字の言

〈名字の言〉2023年4月19日  「ふさわしい時に語られた言葉は、言葉が不要な時に沈黙を守るのと同じく黄金である」。

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「ふさわしい時に語られた言葉は、言葉が不要な時に沈黙を守るのと同じく黄金である」。これは、国際連盟事務次長を務めた新渡戸稲造の言葉(佐藤全弘訳)▼姉妹紙「創価新報」が4月19日号で900号となった。淵源は、1963年に創刊された学生部の機関紙「学生ジャーナル」。その後、「学園ジャーナル」「大学新報」となり、83年1月1日号から青年部の機関紙に拡充。今年は発刊40年、学生ジャーナルから数えると60年の歴史を刻む▼創価新報が誕生した83年といえば、創価の師弟を断ち切ろうとした第1次宗門事件の余じんがくすぶり、正義の反転攻勢のさなかだった。広宣流布は言論戦であり、新しい言論から新しい躍進が始まる。青年の師子吼を発信する同紙は反転攻勢の力となり、広布前進のエンジンとなった▼仏法の根幹は「師弟」である。池田先生は仏法を社会に開き、広宣流布を進めることを円運動の遠心力に例え、こう強調する。「その遠心力が強くなればなるほど、仏法への強い求心力が必要になる。この求心力の中心こそが、師弟不二の精神」と▼師匠と弟子のギアががっちりかみ合った時、広布拡大は加速度を増す。どこまでも師弟不二の精神で、凱歌の歴史をつづりたい。(川)