小説「人間革命」の執筆に使用した万年筆
このペン先から、勇気の光が、師子吼の炎が、慈愛の心がほとばしった――。ある時は、悩める友を思い、温かな励ましの言葉をつづり、またある時は、庶民を愚弄する邪悪を攻め抜く、破邪顕正の論陣を張った。
かつて池田先生は、自ら筆を執り、新聞連載を続ける真情をこう述べた。
「民衆を思い、同志を思い、大切な学会を思えば、どうして、全精魂を注がずにいられようか!」
本年、『人間革命』の続編である『新・人間革命』は完結を迎えるが、“師弟不二の大叙事詩”は、未来の人々に希望の光彩を送り続けるだろう。