名字の言

〈名字の言〉 2018年4月23日  沖縄では梅雨入り前の今の季節を「うりずん」と呼ぶ。

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沖縄では梅雨入り前の今の季節を「うりずん」と呼ぶ。「うり」は「潤い」、「ずん」は「染む(染み込む)」からきたとされ、大地にも草木にも潤いが染み込み、万物が生き生きと躍動する様子を思わせる▼先日、那覇市内で“男の昼座談会”が開かれた。参加者は壮年ばかりで、定年した方や夜勤の仕事の方など。座談会では、全員がくじを引き、それぞれ発言するテーマを決める。「入会動機」「功徳の体験」「悩み」「今年一番、うれしかったこと」「好きな歌を歌ってください」などだ▼“うれしかったこと”を引いた壮年は「求職活動中でしたが、このたび就職先が決まり、明日から出勤します!」と歓喜の報告。また、病と闘う友は「信心根本に、必ず乗り越えます」と決意を力強く。一人一人の思いを赤裸々に語り合い、たたえ合う中で、皆が新しい前進を誓い合った▼お互いを知り、喜びも苦しみも分かち合う中で、団結が生まれ、挑戦への力がみなぎる。婦人部には少人数の「グループ」を単位とした活動が定着しているが、こうした胸襟を開いた、ありのままの語らいが必要なのは、むしろ男性の方ではないだろうか▼さあ、栄光の「5・3」へ――老若男女で心潤う語らいを幾重にも広げつつ、ダイナミックに行動していきたい。(結)