開園35周年を迎えた東京ディズニーリゾートは「世界一の清潔さ」で絶賛される。清掃作業を担うのは「カストーディアル」と呼ばれる従業員。今、一番人気のある部署という▼だが開園当初は最も不人気だった。“何のために掃除をするのか?”。彼らは「全てのゲスト(来園者)にハピネス(幸せ)を提供する」とのディズニーの目的に立ち返った。“私はゴミではなく、思い出のかけらを拾っているんだ”。心が変わった時、“夢の国”を陰で支える誇りが生まれた(安孫子薫著『ディズニーの片づけ』中経出版)▼広島の女子部員は、昼間にガソリンスタンドで働き、大学の夜間コースで学んでいた。多忙な中、白蓮グループに入ったが、ずっと疑問があった。“何のために任務に就くのだろう?”▼答えは、黙々と任に当たる先輩が教えてくれた。「全ての会員のために」――真の目的を知った時、彼女の行動も変わった。「学会と同志を守る『創価の花』に!」とのスローガンを体現しようと、毎月、はつらつと任務を全うしている▼かつて池田先生は、白蓮の友に詠んだ。「かみくずを/ひろいし姿に/仏あり」。広宣流布という大目的を陰で支える創価の乙女。清らかな瞳で同志に尽くす献身を、諸天も賛嘆する。きょうは「白蓮グループの日」。(子)