名字の言

〈名字の言〉 2017年2月8日

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力強く鍵盤をたたくと、脳から“やったるで効果”が出て、頭が良くなる――そんな理由で母にピアノを習わされた、とジャズシンガーの綾戸智恵さんが、かつて、ラジオ番組で自身の少女時代を語っていた▼綾戸さんのお母さんの説が、医学的に正しいかは分からない。ただ、ある楽曲のフレーズを聴くと、気持ちのスイッチが入ることがある。そう言われると、うなずく人も多いのではないか▼先日、音楽隊の「しなの合唱団」が宮城を訪れ、復興支援の「希望の絆」コンサートを県内各地で行った。仙台市での公演の最後は「母」の曲だった。〽母よ、と歌声が響くや、会場のあちこちで目頭を押さえる人の姿があった▼愛し育んでくれた母。わが地域の広布の母。震災以来、涙を封印し、気丈に家族を守ってきた母である自分自身……皆がそれぞれの“母”を思い浮かべていたのだろう。そして、合唱団が歌い終わった瞬間、聴衆は、りりしい顔で喝采を送っていた。皆の心の“やったるでスイッチ”が入ったのだろう▼池田先生は「『今』『ここで』『直ちに』人間の生命を励ますことができる。これが音楽の妙なる力」と。音楽の力は偉大だ。そして、その力を心いっぱいに受け止めて、立ち上がる人間も、また偉大になれる。(城)

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