四季の励まし

〈池田大作先生 四季の励まし〉 「勇気ある信心」を今こそ 2018年7月8日

スポンサーリンク

大いなる理想に向かって進む
 「向上の人生」――
 その人には、
 いつも希望がある。
 充実がある。感動がある。
 内面からあふれ出る
 生命の輝きがあり、
 何ともいえない魅力がある。
 
 人間は、孤独に陥り、
 自分ばかりが大変なのだと思うと、
 悲観的になり、
 心も弱くなってしまうものだ。
 しかし、自分より、
 もっと大変ななかで
 頑張っている人もいる。
 それを知れば、勇気が湧く。
 そして、
 悶々と悩む自分を見下ろしながら、
 むしろ、試練と戦う友を
 励ませる自分に成長できる。
 苦難の時こそ、
 勇気ある信心を奮い起こし、
 生命の苦悩の流転を断ち切り、
 境涯を開いていくチャンスなのだ。
 
 大きな目的のために
 「行動」すれば、
 それだけ自分の「夢」が広がる。
 大きな「歴史」が輝く。
 私たちも
 広宣流布の「大願」に生きぬく時、
 自分の「小我」は
 「大我」となっていく。
 法のため、人のために
 「行動」した分だけ
 「大きな自分」となる。
 それは即「大きな幸福」である。
 
 我らの挑む広宣流布の戦いは、
 この地球上に共に生きる
 全ての人々を
 幸福にしていこうという、
 大いなる夢への挑戦である。
 なれば、
 大空を見上げながら、
 心広々と朗らかに、
 粘り強く進むのだ。

 どこまでも続く青い空。緑豊かな山並み。左手には、雄壮な桜島が見える。1990年(平成2年)10月、池田大作先生が鹿児島・霧島を訪れた際に撮影した一葉である。
 人間だけが理想を持てる。大いなる理想に生きてこそ、自己の殻を打ち破り、心を大きく広げることができる。
 近代中国の大指導者・孫文は語った。「大きな事業をやりとげるには、なによりも大きな志をいだき、大きな度胸をもち、大きな決心をしなければならない」(林要三訳、『孫文選集』2、伊地智善継・山口一郎監修、社会思想社)
 広宣流布という壮大なロマンを胸に、それぞれの目標に向かって、朗らかに前進しよう。