
池田先生ご指導


御本尊に祈るということは、日蓮大聖人に祈ることである。しかも日蓮大聖人は、宇宙全体に通達された御当体であられる。

十如是を三回繰り返すのは、相如是 是相如 如是相という、すなわち空仮中の三諦の意義をもって三回繰り返して読むのである。

折伏をしなさい、信心をしっかりやりなさいということは、学会、国家、世界のためのように聞こえるが、再往はあなた方自身のためです。

また、信心の世界においても、退転したり、成長のとまった人は、まっすぐ向上している人をみてうらやんだり、それを妨げようという心を生ずるのである。

御本尊への感謝の心がある人は、福運がますます増していく。そして、その福運は、自分自身のみならず、家族にも、また子々孫々まで輝かせていけるのである。

いちばん、苦境の時にこそ、反撃に打って出る――これが名将軍の手の打ち方である。たいていは、いったん負けると、臆病になり、愚癡をこぼしたりする。

妙法は「蘇生の法」である。ゆえに、人生の不幸も、敗北の現象も、信心を根本とするとき、すべてが次の幸福、勝利、発展へと生かされてくる。

止まってしまえば迷いが出る。迷いが出れば、わき道にそれて「くだらぬこと」をしてしまう。止まってはならない。苦しみ、もがきながらも、
