池田先生ご指導

相手の悩みの根本を見抜かないで、安易な結果だけを指導した場合は、悩みは解決するどころか、かえって相手を苦しませてしまうことになるというのです。

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「忙しいから信心できない、余裕ができたら」といった話を、耳にしました。しかし、これでは話はまったく逆です。家を建てるのに、屋根をふき、柱を立ててから基礎工事をする人はいません。また、足の悪い人が、歩けるようになったら医者に行きます、といっているようなものです。
本末転倒もはなはだしいといえましょう。私たちは、まず自身の人間革命を目指すべきです。忙しくで余裕がない、悩みが多い、だからこそしっかり御本尊に実践できるように祈って、一つ一つ変毒為薬していくのです。


御書に「譬えば病の起りを知らざる人の病を治せば弥よ病は倍増すべし」との御文があります。相手の悩みの根本を見抜かないで、安易な結果だけを指導した場合は、悩みは解決するどころか、かえって相手を苦しませてしまうことになるというのです。