【御書本文】
世間の法が仏法の全体と(白米一俵御書p1597 n2053)
【通解】
世間の法がそのまま仏法の全体である
【先生の指導から】
いいかえれば、私達の信心は、宗教の発展のための宗教家や宗教人をつくっているのではない。あくまでも、力ある社会人、そして教育者、科学者、政治家、財界人、学生等々、信念と正義の社会的指導者をはぐくんでいくための仏法です。妙法を護持した人が、社会のなかに厳然と根を張り、勝利の実証を示していかなければ王仏冥合にならないのです。仏法の実践者はそのまま社会の勝利者になるへきであるという御書なのです。
所詮、日蓮大聖人の仏法の根本は、広宣流布という最高の文化・社会を建設しゆく、新時代の革命児にふさわしい全体人間をつくっていく人間哲学であります。この御書の実証のため、全員が心を合わせて勇敢に戦っていただきたい。