【御書本文】
悪侶を誡めずんば豈善事を成さんや(立正安国論p21 n30)
【通解】
悪い坊主を誡めなければ、どうして善い事を成し遂げることができようか。絶対にできない。
【先生の指導から】
「一闡提」「悪侶」「三障四魔」─さまざまに表現されるが、仏法には”敵”がいるのである。法華経には「三類の強敵」と説かれる。”悪との戦い”なくして”善の実現”はない。
一切衆生に等しく仏性があると説いたのが法華経である。その理念を現実化する道を大難のなか示してくださったのが日蓮大聖人である。その「道」を全世界の人々に伝え弘めているのが、私どもである。
法華経の敵は、こうした「一切の人々を平等に仏にしゆく戦い」を妨げる。極善に敵対するゆえに極悪の行為となる。
この極悪と戦い、打ち破ってこそ、真の極善の人生となる。断じて”戦い”を忘れてはならない。断じて”勇気”と”英知”の利剣を手放してはならない。断じて”勝利の歴史”を残さねばならない。正法のために、人類のために、自分自身のために。