【御書本文】
浅き罪ならば我よりゆるして功徳を得さすべし、重きあやまちならば信心をはげまして消滅さすべし(阿仏房尼御前御返事p1308 n1731)
【通解】
浅い罪であるならばこちらから許して功徳を得させるべきである。重い過失であるならば信心を励ましてその重罪を消滅させるべきである。
【先生の指導から】
相手が大変な状況にある時こそ、真心からの声をかけていくことである。題目を送ってあげることだ。
たんなる「気休め」や「なぐさめ」ではない。
信心を根本に、大きな希望に燃えて立ち上がり、自信をもってふたたび前進していけるように、リードしてあげることである。
その人が悪縁に紛動されて、不幸の方向へ流されないように、微動だにしない「幸福の土台」を固めてあげることだ。
広布に生きぬく人生は、絶対に護られる。同志から、また諸天善神から、そして仏菩薩から、厳然と加護される。
これほど盤石な、幸福と安穏の人生の軌道はないのである。