本日の御書

本日の御書 仏言わく我が滅後末法に入つて又調達がやうなるたうとく五法を行ずる者国土に充満して悪王をかたらせて但一人あらん智者を或はのり或はうち或は流罪或は死に及ぼさん時

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【御書本文】
仏言わく我が滅後末法に入つて又調達がやうなるたうとく五法を行ずる者国土に充満して悪王をかたらせて但一人あらん智者を或はのり或はうち或は流罪或は死に及ぼさん時昔にもすぐれてあらん天変地夭大風飢饉疫癘年年にありて他国より責べしと説かれて候、守護経と申す経の第十の巻の心なり。当時の世にすこしもたがはず、然るに日蓮は此の一分にあたれり(四条金吾殿御返事p1149)
【通解】
釈尊が言われるには、「わが滅後、末法に入って、尊げな姿をして五法という戒律を行ずる提婆達多のような者が国土に充満して、悪王を味方にして、正法を弘めるただ一人の智者を、あるいはののしり、あるいは打ち、あるいは流罪にし、あるいは死にいたらせようとする。
この時、昔にも増してより以上の、天変、地夭、大風、飢饉、疫病が年々に起こり、他国からその国を攻めるであろう」と説かれている。
これは守護国界主陀羅尼経という経の第十の巻の心である。この経文の示すところは、今の世と少しも違わない。そして日蓮は「ただ一人の智者」の一分に当たっている。
【先生の指導から】
有名な御文である。謀略者と権力者という悪の結託─大聖人に対する迫害の構図が、明快に説き明かされている。
そして、この大聖人に直結して、御聖訓どおりの難を一身に受けきりながら、同志を守り、学会を守りぬいて、広宣流布の道を開いてきたのが、学会の初代会長、第二代会長であり、第三代の私である。そのことを、後世のために、あえて明確に語り残しておきたい。