大白蓮華巻頭言

​​大白蓮華巻頭言 2018年12月号 「皆仏になれ」と功徳満開に!

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仏道修行は、峻厳なる「冥の照覧」に包まれている。
ゆえに信心の世界の苦労だけは、一切合切(いっさいがっさい)、無駄がない。
御聖訓には、「雨ふり・かぜふき・人のせいするにこそ心ざしはあらわれ候へ」(1548ページ)と示されている。
自然災害が打ち続いた今年も、わが同志は、まさに雨にも風にも負けぬ「心ざし」で広布に走り抜いてくれた。
御本仏・日蓮大聖人の御賞讚はいかばかりであろうか。
「極楽百年の修行は穢土の一日の功徳に及ばず」(329 ページ)との一節に照らし、我らは一年一年、極楽の百千万年分もの功徳を積みゆく大闘争の年輪を刻んでいるのだ。
一人一人の奮闘と陰の労苦を労い、新年へ出発しょう!
「ほむれば弥(いよいよ)功徳まさる」(1242ページ)と仰せの通り、 称え合う真心に、自他共の喜びと力が漲(みなぎ)っていくからだ。
今や、この希望のネットワークは全地球に広がった。 先駆の夫妻を激励された御書には「国中の諸人・一人・二人・乃至(ないし)千万億の人・題目を唱うるならば存外に功徳身にあつまらせ給うべし」(1241ページ)とお約束である。
座談会での体験談が集った友に波動を起こすように、 世界広布が進めば進むほど、その大功徳は、大海の如く、 須弥山(しゅむせん)の如く、創価家族の皆の生命に集まり具わるのだ。
だからこそ戸田先生は、「学会と共に生き抜いてごらん。 今の悩みは、必ず全部、功徳に変わる。
その人間革命の歓喜で人類の幸福と平和に尽くすんだよ」と励まされた。
なかなか結果が出なくとも、また、高齢や病気などで 動けなくとも、妙法で結ばれた異体同心の連帯と一緒であれば、永遠に「常楽我浄(じょうらくがじょう)」の軌道(きどう)を上昇(じょうしょう)できるのだ。​
大聖人は若き南条時光に「一切衆生の恩」を明かされ、「生生世世(しょうじょうせぜ)に皆恩(みなおん)ある衆生なれば皆仏になれと思ふべきおしなり」(1527ページ)と教えられた。
新しい一年も、我らは「皆仏になれ」と祈りを込めて、 広宣流布、立正安国の対話に勇んで挑みゆこう!
楽しく朗らかに仏縁を結びながら、「悪を減し、善を生ずる」功徳の花を満開に咲き薫らせようではないか!
 風雪に
  宝樹と伸びゆく
    君なれば
   功徳と勝利の
     年輪 刻めや​