聖教ニュース

広宣流布大誓堂完成5周年11・18「創価学会創立の日」記念 世界広布新時代第39回本部幹部会 SGI総会から(婦人部長あいさつ) 2018年11月24日

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永石貴美子 婦人部長
目の前の友に“希望の言葉”を

一、世界中の友が、お元気な池田先生・奥さまと共に前進する喜びにあふれ、11・18「創価学会創立記念日」を晴れやかに迎えることができました。大変におめでとうございます(拍手)。

 後継の地涌の人材が澎湃と躍り出て、桜梅桃李に輝く姿に、世界が期待し、信頼を寄せています。
小説『新・人間革命』第23巻「勇気」の章に、「それぞれの幸福境涯の確立も、家庭革命も、社会の建設も、世界平和の創造も、すべては人間革命から始まる」「まさに創価学会は『人間革命の宗教』である」とあります。
世界で生命尊厳への意識が高まる中、今年12月には、国連での「世界人権宣言」の採択から70周年を迎えます。今、一人の可能性を信じ、一人を蘇生させゆく「人間革命」の哲学が、ますます求められていることを実感します。

一、東京在住のあるお母さんは、娘が中学でいじめに遭い、不登校になりました。
娘は昼夜逆転の生活になり、持病のアトピーも悪化。お母さんは、心配とやるせなさで苦しみのどん底にありましたが、同志から温かな励ましを受け、「本当に苦しんでいるのは娘なんだ。何があっても信じ抜こう」と祈りを開始しました。
娘は高校でも不登校が続き、「生きるのがつらい」と苦悩の日々。そんな中、何度も訪ねてくれたのが未来部担当の女子部員でした。
その先輩は「絶対に使命ある人生だから、今あなたがしている体験が誰かの道しるべになる時がきっと来る」と真っすぐに語り掛けてくれました。
やがて娘さんの気持ちは、「そうだったらいいのに」から「変わりたい」と思えるようになりました。そして母と共に祈り、ついに3年生から学校に休まず行けるようになったのです。大学にも進学。自ら願って今、震災から復興に向かう福島で図書館司書となり、女子部部長として皆に励ましを送っています。
励ましてくれた先輩も、インドの創価池田女子大学の教員になり、インドで地区婦人部長として活躍しています。
祈り抜いた母を支えたのは、池田先生の「君が自分で自分を、だめだと思っても、私はそうは思わない。あなたが自分で自分を見捨ててしまっても、私は見捨てない」との言葉でした。
一、創立の月、先生・奥さまへの顕彰が世界から相次ぐ中、アルゼンチンの東部(エステ)大学での名誉博士号授与式で、レイターノ総長は語られました。「池田博士は人々に複雑な社会を生き抜く力を与える“希望の言葉”を届けています。人間主義の思想によって人材を育てています」と。
池田先生の平和の闘争は、どこにあっても目の前の一人を励ますことから始まります。その人の家族・環境・人生の全てを包み込んでくださる先生のご慈愛に、どれほど多くの人が立ち上がってきたことでしょうか。
さあ創立90周年へ、「願くは我が弟子等・大願ををこせ」(御書1561ページ)との御聖訓のままに、師弟誓願の題目を響かせ、「平和と幸福の世紀」を勝ち開いていこうではありませんか(拍手)。