聖教ニュース

創価大学フィリピン事務所がイースト大学カロオカン校に開設 2018年8月21日

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「スーパーグローバル大学創成支援」事業の一環
ガルシア総長ら両大学首脳が出席し開所式
創価大学フィリピン事務所の開所式で、イースト大学のガルシア総長(右から2人目)と馬場学長が協定書を手に。マニラ校のサンチャゴ学長(左端)、カロオカン校のバタッド学長(右端)らが見守った(イースト大学カロオカン校で)

 創価大学(東京・八王子市)が、交流校のフィリピン・イースト大学カロオカン校に、海外拠点「創価大学フィリピン事務所」を開設した。これは、文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」事業の一環として、日本とフィリピンの教育交流を一段と支援・促進するもの。開所式は14日、イースト大学カロオカン校で行われた。創大創立者の池田大作先生はメッセージを贈り、両国の新たな平和・教育・青年交流を広げゆく新拠点の開設を心から祝福した。式典にはイースト大学のエスター・ガルシア総長、リンダ・サンチャゴ学長(マニラ校)、ゾシモ・バタッド学長(カロオカン校)をはじめ教職員・学生の代表、創大の馬場学長、秋谷常任理事らが出席。イースト大学で研修中の創大生の代表も参加した。また、来賓として在フィリピン日本大使館の中村建参事官らが列席した。

 中国、タイ、韓国に続き、4カ国目の海外拠点を開設した創大。池田先生がアジアに開いた友情の道に続く、人材育成の要となる。
池田先生はかねて、フィリピンを「大切な隣人の国」とたたえ、同国の学識者と対話を重ねた。また、同国の独立の英雄ホセ・リサール博士の精神に共感を寄せ、その珠玉の言葉を青年に送ってきた。創大には、ホセ・リサール博士の胸像も設置されている。
こうした友誼を基盤に、創大と交流するフィリピンの大学は、イースト大学をはじめ8大学。今回、両国のさらなる友好と学生の相互交流の支援・促進を目的に設立されたのが「創価大学フィリピン事務所」である。
ここでは、英語研修プログラムの支援とともに、日本留学を考えている現地学生への情報提供や、創大の学生がフィリピンに留学した際のサポートなどに取り組む。また、創大が交流を結ぶフィリピンの諸大学との連携をさらに強化する。
開所式に臨んだ、イースト大学カロオカン校のバタッド学長は語った。「私は池田先生の言葉に、いつも勇気づけられています。私の教育への情熱を、かき立ててくれるのです」
同学長は2006年3月、国立パンパンガ農業大学の学長として訪日し、池田先生に名誉人文学博士号を授与。また、14年9月にイースト大学から池田先生に名誉人文学博士号が贈られた際には、推挙の辞を述べた。
同学長は力を込める。「創価大学の事務所は、イースト大学と池田先生の絆を強める場所です。今後、池田先生が志向される人間教育をさらに実践していきます。ここが両国の友情の拠点として花開くことを望みます」
開所式ではイースト大学のガルシア総長、バタッド学長が両大学の交流の経緯や池田先生の事績に言及。
創大の馬場学長は、事務所の開設に尽力した関係者に感謝の言葉を述べるとともに、真の世界市民の育成に力を注ぎたいと語った。
「我々の大志の全ては、人々を教育すること以外にはない。教育であり、またさらなる教育である」とは、ホセ・リサール博士の言葉。創大のフィリピン事務所は、両国の教育交流の潮流をさらに広げるものとなろう。