社説

〈社説〉 「躍進月間」始まる 2018年7月15日 宝の未来部と共に“飛躍の夏”を

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宝の未来部と共に“飛躍の夏”を

  君も負けるな いつの日か
共々誓いし この道を
嵐も吹雪も いざや征け
これぞメロスの
誉れなり……
未来部歌「正義の走者」の一節である。1978年(昭和53年)7月、池田先生が岡山の地で作詞。香川の四国研修道場で曲がついて、8月1日付本紙で発表となった。今夏で誕生から40周年の佳節である。
「世界の平和と人びとの幸福の実現をわが使命と自覚し、人間の信義を、生涯貫くメロスであってほしい」(小説『新・人間革命』「広宣譜」の章)。信念と友情を貫いた『走れメロス』の主人公の生きざまが歌詞に込められている。師の万感の思いを胸に、ともどもに未来部歌を口ずさみながら、後継の同志と語り合う夏としていきたい。
今日から「未来部躍進月間」が始まった(8月31日まで)。全国各地で「創価ファミリー大会」が開催され、恒例の各種コンクールも行われる(詳細は6月5日付と7月3日付本紙「未来部育成のページ」で既報)。とりわけ、小・中・高の全未来部員を対象とする英会話コンテスト「E―1グランプリ」は、寸劇を作り上げていく上で、創価家族の総合力が発揮される場となろう。
香川池田本陣県・太陽本部では、昨年の「E―1」に全支部が応募し、全チームが世界市民賞を受賞した。同本部のある少年部員は、これまで部員会に参加していなかったが、未来部担当者の励ましを受け「E―1」に挑戦することに。人前で話すのが苦手な上、英語でセリフを覚えることに初めは戸惑った。チームのメンバーと一緒に勤行し、「少年少女きぼう新聞」を読み合う中で池田先生の指導に触れ、本番では元気いっぱいに発表することができた。その経験が自信となり、学校の授業でも活発に発言できるようになった。
後日、未入会の祖母は学会の会合に誘われ、孫がはつらつと発表する姿に、学会への信頼を深めたという。少年部員は「ぼくを変えてくれたE―1グランプリに、今年も挑戦したい」と語り、中学生の兄も参加を決意している。
池田先生は「さあ、宝の鳳雛たちと共に、健やかに求道と前進の汗を流そう! 未来へ使命の翼を広げよう! 『希望の大道』を、躍進の未来部と共に!――これが我らの合言葉だ」と呼び掛けている。創価の宝である未来部の友が、“飛躍の夏”を過ごせるよう、各部一体で励ましていきたい。