本日の御書

本日の御書 たとへば朝につかふる人の十年二十年の奉公あれども君の敵をしりながら奏もせず私にもあだまずば奉公皆うせて還つてとがに行はれんが如し(南条兵衛七郎殿御書p1494)

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【御書本文】
たとへば朝につかふる人の十年二十年の奉公あれども君の敵をしりながら奏もせず私にもあだまずば奉公皆うせて還つてとがに行はれんが如し(南条兵衛七郎殿御書p1494)
【通解】
たとえば、朝廷に仕える人が、十年、二十年と奉公しても、主君の敵を知りながら、主君に報告もせず、個人としても敵として怒ることがなければ、長年の奉公の功績も、みな消えてしまい、かえって罪に問われるようなものである。
【池田先生の御指導から】
まことに峻厳な御言葉である。広布を阻む敵を見ながら、それと戦えない。戦わない──こういう人間は、いくら仏法を知っていても、成仏はできない。どんな高い立場があっても、砂上の楼閣である。
私は、この御聖訓を胸に刻み、ただ一人、迫害の矢面に立って、正義を叫びぬいてきた。悪と戦ってきた。
悪は、放っておけば、いつしかはびこり、多くの人を不幸にする。それで苦しむのは、未来の世代である。
どうか皆さんは、悪を放置せず、勇気をもって、徹して戦っていただきたい。