6年ぶり12度目
日本経済学教育協会西村会長が出席し表彰式
日本経済学教育協会西村会長が出席し表彰式
6年ぶりの「日本一」に輝いた創大・経済学理論同好会の代表メンバー(8月、創大中央教育棟で)
日本経済学教育協会が主催する経済学検定試験「EREミクロ・マクロ」の第29回「大学対抗戦」(7月1日実施)で、創価大学の経済学理論同好会が、東京大学大学院などの有力校を抑え、見事、優勝。6年ぶり12度目の日本一に輝いた。
表彰式は3日、東京・八王子市の創価大学で行われ、日本経済学教育協会の西村和雄会長(京都大学名誉教授)から、経済学理論同好会の代表に賞状が手渡された。
大学対抗戦は「ミクロ経済学」「マクロ経済学」の2科目の検定試験を受け、各チームの上位4人の総合得点を競う。年に2回、開催され、創大は、第8回から第18回まで「11連覇」を成し遂げた輝かしい歴史を持つ。
今回の対抗戦には9校18チームが参加。創大からは2チームが出場し、3年生チームが優勝。2年生チームは東大大学院に続き、3位に入った。
優勝した3年生チームのメンバーは南優人さん、大槻正義さん、米本圭吾さん、都築光太朗さん、法城寺光恵さんの5人である。
経済学理論同好会では、再びの日本一を目指して努力を重ねてきたが、その道のりは容易ではなかった。
通常授業の課題はもとより、海外留学の準備や課外講座「グローバルリーダーカレッジ」「JICA草の根技術協力事業」などに取り組むメンバーもいる。多忙な中で、それぞれが時間を捻出し、試験への対策を講じてきた。
対抗戦はチームの総合得点で決まる“団体戦”。個人の力だけでなく、総合力が求められる。「皆で何度も集まって学び合い、分からないことを教え合い、励まし合ってきました」(法城寺さん)
この「互いに教え合う気風」こそ、同会の強さの秘訣である。
今回の対抗戦の個人成績で、121人中、堂々の第1位に輝いた南さんは語った。
「最高の結果を残せたのは、創立者をはじめ教員の先生方、家族、友人など周囲のサポートがあったからです。支えてくださった全ての方々に感謝の思いでいっぱいです」
共に学び、共に成長し、創価大学の新たな歴史を開いた学生たち。「日本一」の栄冠は、人間教育の勝利の証しである。