聖教ニュース

北海道・関西対策本部が支援に全力 2018年9月9日 リーダーが被災者のもとへ

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リーダーが被災者のもとへ
北海道・清田栄光区の我妻区長㊨が近藤脩さんに励ましの声を掛ける(札幌市清田区で)

 各地で自然災害が相次ぎ、学会の災害対策本部は、被害状況の把握や被災者の激励に全力を挙げている。
6日に発生した北海道胆振地方を震源とする地震。余震はおさまらず、依然、緊迫した状況が続く。
札幌市清田区の一部では地震で道路が大きく陥没。液状化で甚大な被害が出ている。さらに水道管が破裂。濁流が坂を下り、周囲が泥水に漬かった。その道路沿いに自宅がある近藤脩さんは、「ものすごい轟音とともに濁流が襲ってきた」と振り返る。近隣の小学校に避難しているが、8日は自宅を片付けるために帰宅。清田栄光区の我妻靖基区長が、この日の聖教新聞を手渡し、真心の励ましを送った。受け取った近藤さんは、「避難生活がいつまで続くか分からない。家のこともやらなければならない。でも、地域の皆と支え合い、必ず再起します」と固く誓っていた。

 関西各府県では、台風21号による記録的な暴風雨や高波により、広範囲にわたって家屋や建物が損壊し、人的被害も発生した。
山内関西長は8日午前、大阪中央総県の深松総県長らと大阪市生野区の友のもとへ。
東條一美さん・重子さん夫妻は、自宅屋根が強風で破損。今も停電が続くため、避難所生活を余儀なくされている。関西長は被災当時の話に耳を傾けつつ、励ましを送った。
次いで自宅の壁の一部が崩れ落ちた福田里美さん・芳江さん親子を訪ねた。
「同志の真心が立ち上がる力になりました」と語る二人に、関西長は「皆で支え合い、不屈の“負けじ魂”で乗り越えましょう」と語った。

山内関西長(左から2人目)は、台風による強風で被害を受けた東條さん夫妻のもとへ(大阪・生野区で)