突き抜けるような青空のもと、カリフォルニアのまばゆい陽光に照らされながら、レセプション会場へと向かうSUAの18期生。その一人一人の顔には、学問の大海原へと船出する喜びと決意が満ちていた。
現代世界には、貧困、暴力、人種差別、経済格差、環境破壊など、さまざまな問題が山積する。
「だからこそ、私は申し上げたいのです」――池田先生はメッセージの中で、新入生に呼び掛けた。「『希望の回復』さらに『希望の創出』そして『希望の連帯』をもたらしゆく英知のフォートレス(要塞)こそ、我らのSUAなり」と。
SUAの創価芸術センターで行われた入学レセプション
カナダ、ブラジル、イギリス、イタリア、韓国、ネパール、ベトナム、エジプト、ガーナなど、世界17カ国から入学した俊英111人は、創立者の万感の期待を胸に、“学びの青春”のスタートを切った。
祝賀レセプションでは、学生自治会制作の歓迎映像が上映された後、ムーン学生部長が創立者のメッセージを紹介した。
続いて、新入生の代表3人が登壇した。
アメリカのザック・エングフェルトさんは入学前、3度にわたりSUAを訪問。その時に接した学生や教職員の誠実な人柄と温かさ、そして社会貢献の世界市民を育成するSUAの教育理念に感動し、進学を決めた。「SUAのリベラルアーツ教育を通し、さまざまな視点から現代の諸課題を解決できる力を養いたい」
アフリカ・ルワンダ出身のレベッカ・ウムトニさんは、母国の発展に貢献できる人材になりたいと願う中、SUAの存在を知った。「私が求めてきた全ての理想をかなえるための教育が、SUAにある」と感じ、はるばる海を越えた。
ウムトニさんは、「創価」の理念を心に刻みながら、社会に良い影響を与え、平和構築の一翼を担える自身に成長したいとの抱負を述べた。
最後に、日本出身のサオリ・コニシさんがスピーチした。
コニシさんは高校3年生の時に、核兵器廃絶に関する調査で広島を訪れ、生命尊厳の思想こそ平和の基盤であることを痛感。SUAのキャンパスで学び、世界を平和の方向へと変革できる力を磨きゆく決意を語った。
ハブキ学長が新入生に期待を寄せた。