名字の言

〈名字の言〉 2018年2月3日

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メールやLINEなどのSNSによるコミュニケーションの機会が急速に増える一方で、手紙やはがきの“手書きの価値”が見直されている▼手紙文化振興協会代表理事のむらかみかずこさんは年間1000通の手紙を書く。“2日前に来たメール”の内容は思い出せないものだが、手書きの一通であれば必ず相手の記憶に残る。“わざわざ手間を掛けて手書きしてくれた”という印象が、いつしか好意や信頼に変わる、と取材で語っていた▼忙しさを理由にして学会活動から遠ざかっていた東京の女子部員。再び活動を始めたきっかけは、通い続けてくれた婦人部員からの手紙だった。「自分を思ってくれる真心が胸に染みたんです」。今、励まされる側から励ます側へ。地区リーダーとして華陽姉妹に温かな励ましを送る▼池田先生は若き日、はがきと便せんを常に持ち歩いていた。激務の合間に筆を執り、直接会えた友には、さらなる激励の言葉を。会えない友には会う以上の誠実を尽くした▼池田先生は「言葉一つ、手紙一つ、電話一つにも、真心をこめていくことだ。そこから一切は開けていく」と。友と語る。連絡をとる。手紙をつづる。この日々の行動にどこまで心を込められるか。励ましとは自他共の人間革命の挑戦である。(新)