【御書本文】
若し王の福尽きん時は一切の聖人皆為に捨て去らん、若し一切の聖人去らん時は七難必ず起らん(立正安国論p19)
【通解】
もし王が善根を積まないで福運が尽きてしまう時には、いっさいの聖人はその国王を捨て去ってしまう。聖人が去る時には七難が必ず起こるであろう
【先生の指導から】
「王」は政治家です。為政者の福運が尽きるときは、「一切の聖人皆為に捨て去らん」これは「仏」の立ち場です。
福運のない政治家であれば、正法は弘まらないし、正法を用いないということです。
ですから「一切の聖人去らん時は七難必ず起らん」、結局、国土が乱れてしまう。為政者というのは、ひじょうに大事な立ち場になってくるのです。
為政者こそ、正しい仏法を尊敬しなくてはならない、福運を消してはならないのです。