【御書本文】
問う其の義を知らざる人唯南無妙法蓮華経と唱うるに解義の功徳を具するや否や、答う小児乳を含むに其の味を知らざれども自然に身を益す(四信五品抄p341 n269)
【通解】
問う、(妙法蓮華経の五字に法華経の道理が納まっているという)意義を知らず、ただ南無妙法蓮華経と唱える人が、一念三千の道理をわきまえる人と同じ功徳を得られるであろうか。
答える、子どもが母の乳を飲むのに、その味を知らないけれども自ずから育っていくようなものである。
【先生の指導から】
生まれたばかりの赤ちゃんのように、法門を理解していなくても、題目を疑わずに唱えていけば、自然と、題目の偉大な力を身につけていくことができる。大聖人の仏法は、”民衆”にひらかれた”民衆のための仏法”なのである。