本日の御書

本日の御書 心あらん人人は我等が為にと思食すべし、若し恩を知り心有る人人は二当らん杖には一は替わるべき事ぞかし、さこそ無からめ還って怨をなしなんどせらるる事は心得ず候(弥三郎殿御返事p1450)

スポンサーリンク

【御書本文】
心あらん人人は我等が為にと思食すべし、若し恩を知り心有る人人は二当らん杖には一は替わるべき事ぞかし、さこそ無からめ還って怨をなしなんどせらるる事は心得ず候(弥三郎殿御返事p1450)

【通解】
心ある人々は、(大聖人が大難を一身に受けていることは)「私たちのためである」と思うべきである。もし「恩」を知り、心ある人々であるならば、(大聖人が)二回、杖で打たれるならば、そのうち一回は代わって受けるべきではないだろうか。
それもしないどころか、反対に、(大恩ある大聖人に)怨をなそうなどとされるとは、まったく、どうしたわけであろうか。

【先生の指導から】
大聖人は、一切衆生の救済のために立ち上がられた。そのお心を知るならば、難の半分は代わっで受けるべきだとの厳しき仰せである。この御文を深くかみしめていかねばならない。
戸田先生は、こうも指導された。
「裏切られたり、足をさらわれたり、ひどい目に遭って、人を見る眼も肥えていく」
「人間は感情の動物である。一人一人の心を、どうとらえていくかが大事だ」
「時代の動向を肌で感ずることができれば、いかに時代をリードすべきかも、おのずから分かるようになってくる」
本当に、先生は鋭かった。偉大なる民衆の指導者であった。