本日の御書

本日の御書 人がらにくげなるふりなくよろづの人になさけあらんと思いし人(妙法比丘尼御返事p1418 n2120)

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【御書本文】
人がらにくげなるふりなくよろづの人になさけあらんと思いし人(妙法比丘尼御返事p1418 n2120)

【通解】
その人柄はいばるところがなく、だれにでも情の深い人であった

【先生の指導から】
相手が信心している、していないを問わず、大聖人が一つ一つの出会いを大切にされていた御様子が、こうした何気ない一言からもうかがわれる。また最愛の夫を亡くし悲しみに暮れる妻を思いやられ、温かな配慮をされてのお言葉である。こまやかにして美しき心づかいに、真実の仏法は脈動している。
かりに家族は入信していなくとも、妙法を持たもち実践する「一人」さえいれば、自然のうちに家族の生命にも仏種は植えられ、仏縁を結んでいく。それを、不用意な言動で、周囲の人々に反感をいだかせたり、正法から遠ざけるようなことがあってはならない。