【御書本文】
正像二千年には西より東に流る暮月の西空より始まるが如し末法五百年には東より西に入る朝日の東天より出ずるに似たり(曾谷入道殿許御書p1038)
【通解】
正像二千年には、仏法は西から東へ流伝した。ちょうど暮れの月が西の空から始まるようなものである。(夕方、月が見える方向は、新月が西で、月齢が増すに従って東へ移り、満月は東に見える)
末法のはじめの五百年には、仏法は東から西に返るのである。ちょうど朝日が東の空から出るようなものである
【先生の指導から】
この大聖人の「仏法西還」、そして、「一閻浮提広宣流布」の仏意仏勅のままに立ち上がったのが、わが創価学会なのである。
昭和二十六年(一九五一年)五月三日。晴れわたる青空のもと、第二代会長に就任された戸田先生は、高らかに「東洋広布」を宣言された。
昭和三十五年(一九六〇)の五月三日。私の第三代会長就任式の会場には、戸田先生のお歌が掲げられていた。
いざ往かん
月氏の果てまで,
妙法の
拡むる旅に
心いさみて
今、世界広宣流布の連帯は、百九十の国々・地域に広がった。