本日の御書

本日の御書 人の御身として法華経の御命をつがせ給うは釈迦多宝十方の諸仏の御父母の御命をつがせ給うなり此の功徳をもてる人一閻浮提に有るべしや(日女御前御返事p1250)

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【御書本文】
人の御身として法華経の御命をつがせ給うは釈迦多宝十方の諸仏の御父母の御命をつがせ給うなり此の功徳をもてる人一閻浮提に有るべしや(日女御前御返事p1250)

通解】
女性の身として(法華経を信仰し)法華経のお命を継いでおられることは、釈迦仏、多宝仏、全宇宙の諸仏を生み育まれた父母のお命を継いでおられることになるのです。このような功徳をもている人は、世界中に、ほかにいるでしょうか。

【先生の指導から】
広宣流布に生き抜く”お母さん”ほど尊く、偉大なものはない。わが婦人部の皆さまこそ、世界第一の「幸福と哲学の太陽」である。
創価の母たちの祈りほど強いものは、この世に何もない。戸田先生も、牧口先生も、よく語っておられた。


本文】
仏法中に随方毘尼と申す戒法門は是に当れり、此心はいたう事かけざる事をば少少仏教にたがふとも其風俗に違うべからざるよし(月水p1202)
【通解】
仏法隨方毘尼という戒法門がこれにあたる。
戒(随方毘尼)心は、甚だしい過ちでないことなら、少々仏教と違うことがあっても、そ風俗に背くべきではないということである。
【小説『新・人間革命』 第29巻より】
仏法は、「随方毘尼」という考え方に立っている。仏法本義に違わない限り、各地域文化、風俗、習慣や、時代風習に随うべきだというもである。
それは、社会、時代違い、変化に対応すること大切さを示すだけでなく、文化など差異を、むしろ積極的に尊重していくことを教えているといえよう。
「随方毘尼」という視座欠落が、原理主義、教条主義といってよい。自分たち宗教教えをはじめ、文化、風俗、習慣などを、ことごとく「絶対善」であるとし、多様性や変化を受け入れようとしない在り方である。それは、結局、自分たちと異なるもを、一方的に「悪」と断じて、差別、排斥していくことになる。