【御書本文】
随分にはしりまはり十二十六の年より三十二に至るまで二十余年が間、鎌倉京叡山園城寺高野天王寺等の国国寺寺あらあら習い回り候し程に一の不思議あり、我れ等がはかなき心に推するに仏法は唯一味なるべし(妙法比丘尼御返事p1407)
【通解】
随分あちこち走り回り・12・16の年から32歳に至るまで20余年の間、鎌倉・京都・叡山・園城寺・高野・天王寺等の国々、寺々をあらあら学んで回ったところ、一つの不思議があった。我らのあさはかな心で推するに、仏法はただ一味であろう。
【先生の指導から】
真実の民衆救済の大法は何なのか──。
それを明らかにするために、大聖人は仏道を志されて以来、立宗宣言の32歳までの間、諸国を回りに回り、研鑚を重ねられたのである。