社説

〈社説〉きょう戸田城聖先生の生誕日 2022年2月11日

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「一人立つ精神」の継承を
氷雪もとかす熱気で折伏・弘教のドラマが相次ぐ70周年の伝統の2月。日蓮大聖人が御聖誕され、第2代会長・戸田城聖先生が生まれたこの月、先生の生誕地・石川でも誓願の同志が躍動している。
これまで13世帯の折伏を成就してきた加賀市の男子部リーダーは、本年も拡大の突破口を開こうとモバイルSTBを活用。1月の本部幹部会を22人と視聴し、そのうち3人と唱題を継続するなど仏縁を大きく広げている。
また、リーダー率先の戦いに触発を受け、聖教新聞の購読を推進した友や、勇気の対話で友人が入会を決意した男子部大学校生など、それぞれが自身の新たな「二月闘争」の歴史を刻んでいる。
きょう2月11日は、戸田先生の生誕日である。先生は戦時下の軍部政府の弾圧で壊滅した学会を再建するため、敗戦後の焦土に、ただ一人立ち上がられた。自作の「同志の歌」には、「妙法流布の 大願を 高くかかげて 独り立つ」とうたわれ、同時に「旗持つ若人」に「競うて来たれ 速やかに」と呼び掛けられている。
一人立つ師子に呼応し、共戦の師子が立つ。先生はこの大確信で、病気や貧困にあえぐ庶民の中に飛び込み、人間革命の哲理を教え、生きる勇気を送り、女性の幸福を願い、青年の奮起を期待された。この恩師と、不二の弟子・池田先生の大闘争があったればこそ、今日の創価の民衆城が築かれたことに深く感謝し、“広布の誓願”に生き抜く師弟の魂を継承していきたい。
3月の青年部幹部会を目指し、青年部の友が、小説『新・人間革命』の研さんに励んでいる。第8巻「宝剣」の章では、山本伸一が戸田先生から受け継いだ「一人立つ精神」の重要性を語る。
「広宣流布を推進する責任は、自分にあるということを決意していただきたい」「青年ならば、一人立つことだ。そこから、すべては変わっていく」と。大切なのは、広布のために、師と共に戦おうと一人立つことである。
師匠ならば、どうされるか――常にその思索を重ね、広布にまい進する中に、「一人立つ精神」の継承があろう。そして、この魂を次の世代に伝えていくのが、師と同じ時代に生き、薫陶を受けてきた私たちの使命と責任である。
今こそ一人一人が“新時代の山本伸一”との自覚に立ち、地域に模範の広布城を築いていきたい。