【御書本文】
ほめられぬれば我が身の損ずるをもかへりみず、そしられぬる時は又我が身のやぶるるをもしらず、ふるまふ事は凡夫のことはざなり(諸法実相抄p1360)
【通解】
ほめられればたとえ自分の身体をいためることもかえりみず、また非難されれば自分の破滅をも忘れて行動するのが凡夫の常なのです。
【先生の指導から】
一切は、「人」で決まる。「人材」がすべてである。
戸田先生は晩年、「もう何もいらない。ただ人材がほしい」と言われた。その一言が、私の耳朶じだから離れない。私も今、まったく同じ心境である。
人材を、見つけ、育て、伸ばすことだ。そのための潤滑油は、「張り合い」を贈ることである。
「諸法実相抄」には、「ほめられれば、わが身を損なうこともかえりみず」と仰せである。ほめられることが、苦難に耐えて勝つ力になる。
一生懸命に戦っている同志を、心から讃え、ねぎらい、励ましていくことだ。
とくに青年たちには、思うぞんぶんに活躍できる檜舞台を与え、使命感と責任感をもって戦っていけるよう最大の配慮をお願いしたい。