本日の御書

本日の御書 寂光の都ならずは何くも皆苦なるべし本覚の栖を離れて何事か楽みなるべき、願くは「現世安穏後生善処」の妙法を持つのみこそ只今生の名聞後世の弄引なるべけれ須く

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【御書本文】
寂光の都ならずは何くも皆苦なるべし本覚の栖を離れて何事か楽みなるべき、願くは「現世安穏後生善処」の妙法を持つのみこそ只今生の名聞後世の弄引なるべけれ須く心を一にして南無妙法蓮華経と我も唱へ他をも勧んのみこそ今生人界の思出なるべき(持妙法華問答抄p467 n519)

【通解】
「寂光の都」意外は、どこも皆、苦しみの世界である。(永遠の生命を自覚した)真実の悟りの住みかを離れて、何が楽しみであろうか。
否、何もない。願わくは、「現世が安穏であり、来世は善い処に生まれる」力をもつの妙法を持ちなさい。
それだけが、今生には真の名誉となり、来世にも真の幸福へと導いてくれるのである。どこまでも一心に、南無妙法蓮華経と自分も唱え、人にも勧めていきなさい。まさにそれだけが、人間界に生まれてきた今世の思い出となるのである。

【先生の指導から】
広宣流布の行動─ここにしか、今世の人生の最高無上の思い出はない。
たとえばお金をいっぱいためた。しかし、盗まれたり瞬時にして失い、地獄の苦しみを受ける人もいる。親もいつかは亡くなる。自分だって、いつかは死ぬ。これはだれ人も逃れられない。
生々世々、三世にわたって崩れない、最高無上の幸福は、どこにあるのか─。
それを解き明かそうとして、何千何万という哲学者が挑んだ。幾多の宗教が生まれた。
結論して言えば、「妙法」にしか答えはない。
この妙法を説き明かしたのが釈尊であり、宇宙の根本法を明示してくださったのが御本仏日蓮大聖人であられる。
私たちは、この妙法を知った。妙法を持ち、実践している。
「正義のなかの正義」の哲学に生きゆく皆さんである。「青春の帝王」の冠をいただく人なのである。