【御書本文】
設(たと)い業病(ごうびょう)なりとも法華経の御力(おんちから)たのもし、阿闍世(あじゃせ)王は法華経を持(たも)ちて四十年の命をのべ陳臣(ちんしん)は十五年の命をのべたり(富木尼御前御返事p975)
【通解】
たとえ業病であっても、法華経の御力は頼もしい。阿闍世王は法華経を受持して40年も寿命を延ばし、天台大師の兄の陳臣も15年も寿命を延ばした。
【先生の指導から】
牧口先生が大切にし、病の友を励まされた一節である。病気は誰人(たれびと)も避けられない。しかし、「法華経の御力たのもし」である。嘆いてはならない。負けてはならない。師子吼(ししく)の題目で病魔を打ち破っていくのだ。仏の大境涯を勝ち開くための病である。毅然(きぜん)と「更賜(きょうし)寿命」の功力(くりき)を顕していくのだ。私も妻と、全同志の健康長寿を祈りに祈り抜いている。