挑戦挑戦の若き日、戸田大学で学んだ御聖訓がある。
『此の妙法蓮華経を信仰し奉る一行に功徳として来ら ざる事なく善根として動かざる事なし』と。
その譬えとして、大聖人は「一つの大綱を引けば無量の網の目も動き、一つの角を引けば衣の全ての糸筋も手
繰られるようなものである」と示しておられる。
題目を唱え、現場に打って出て、地道に積み重ねゆく一つ一つの行動、一回一回の語らいが、どれほど広大な功徳を呼び集め、どれほど偉大な善根を揺り動かしてい
くか。この闘争の中でこそ、地涌の人材は踊り出るのだ。
六十五年前、青年部の室長に任命された私は、拡大の対話の先頭に立ち、入会まもない健気な同志を励ました。
――みんな、奥底では宇宙の大生命とつながっている。
ゆえに、真剣な祈りと一人一人との対話は、必ず家庭や職場や地域、ひいては世界までも変えていけるんだ、と。
「善根」のスクラムを楽しく広げ、世の衆望に応えゆく人材群を一段と輝き光らせよう!いざ、勝利の春へ!