池田先生ご指導

一方、南無妙法蓮華経に一度でも縁し、つつまれた生命には、生々世々、成仏への大良薬が働きはじめるのである。

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かつて戸田先生は放射能をたとえに引かれながら話されたことがある。
放射能は色もなければ、においもない。目にも見えない。
しかし、われわれの身体細胞を破壊するなど、たいへんな極悪の力をもっている。
この放射能の原理をもったいないこだが、「金剛宝器戒」にたとえれば、まったく逆の極善の作用となる。
ひとたび御本尊を持ち、題目を唱えた人、また折伏をされ妙法を聞いた人には、南無妙法蓮華経の大慈大悲の放射能が、生命に深く入ったといえるのである。
悪い作用としての放射能は、死の問題につながっていく。
一方、南無妙法蓮華経に一度でも縁し、つつまれた生命には、生々世々、成仏への大良薬が働きはじめるのである。
放射能のもつ力は、化学反応による力の此ではない。
核兵器の放射能はいわば悪魔の最極の力である。
反対に、宇宙の根本法則である南無妙法蓮華経の力は、無量無辺の大良薬としての力をもった放射能といえるがゆえに一度でも大御本尊に縁し、生命に入った妙法の放射能、永遠に消しさることのできない「金剛宝器戎」となっているわけである。