〈出席者〉
原田会長
谷川壮年部長
星東北壮年部長
倉井中部壮年部長
志賀男子部長
志賀 いよいよ今月、池田先生の小説『新・人間革命』の連載が完結の時を迎えます。
原田 先生は、先日の随筆で教えてくださいました。「広宣流布という民衆勝利の大叙事詩たる『人間革命』『新・人間革命』は、わが全宝友と分かち合う黄金の日記文書なり、との思いで、私は綴ってきた。ゆえにそれは、連載の完結をもって終わるものでは決してない」と。
谷川 そして、「我らは、これからも、未来永遠に、師弟共戦の『誓願』という主題を貫徹しながら、自他共の生命に栄光凱歌の日記文書を厳然と刻みゆくのだ! 『人間革命 光あれ』」と記されました。
原田 今こそ、弟子が、新たな決意に燃えて、立ち上がる時です。1日には、天候にも恵まれる中、「全国壮年部幹部会」の意義を込めた「本部幹部会」が、神奈川池田記念講堂で開催されました。
倉井 韓国壮年部による勇壮な演舞をはじめ、「滝の詩」と“大楠公”の合唱や、日韓の壮年による活動体験の発表など、「広布の黄金柱・壮年部、ここにあり!」との気概にあふれる感動的な集いでした。
星 壮年部は今、青年と共に、青年の心で、自身の広布史に残る、弟子の勝利の証しを打ち立てようと奮闘しています。
倉井 中部では、“会合と個人指導の比率を2対8に”との池田先生の指針を実現するため、個人指導8割を目指す「エイトマン運動」で、訪問・激励に全力を挙げています。
谷川 そのために、訪問・激励を担う地区幹部らが集う「エイトマン研修会」を開催。壮年部指導集『黄金柱の誉れ』や、小説『新・人間革命』を研さんし、“学会活動に励む人が何人増えたか”などを確認していますね。
倉井 さらに、愛知では、壮年部通信「励ましのエイトマン」を作成し、模範の取り組みなどを紹介。反響を呼んでいます。
原田 こうした運動を昨年末から展開した結果、毎月の本部幹部会の中継行事への参加者が着実に増加していますね。
倉井 はい。“模範のエイトマン”として「励まし」の先頭に立つのが、太陽会の皆さんです。愛知・犬山光山圏では、圏の定例会を17年間、欠かさずに開催。その回数は200回を超え、毎回の参加者も150人を数えます。「壮年の活動者増は、太陽会の手で!」との決意のもと、圏から支部までの議長が一丸となって激励に歩き、大きな発展を遂げています。
原田 一昨年を中心に、全国で取り組んだ「支部ブロック5勇士」の運動では、10年ぶり、20年ぶりに、会合に参加する方が数多く誕生しました。
星 東北では、「“集う5勇士”から“戦う5勇士”へ」を合言葉に、さらなる訪問・激励を展開しています。昨年3月には、「新生・東北総会」に向け、東北の全支部で「聖教ブロック5勇士(購読推進に取り組むメンバー)」を成し遂げることができました。
谷川 今年はさらに、「友好拡大ブロック5勇士」を目標に掲げ、下種拡大に取り組む壮年が、たくさん誕生していますね。
原田 各地では現在、小説『新・人間革命』の研さんを推進する、大きなうねりが起きています。
谷川 日曜日を中心とした、壮年座談会などの場を活用している地域も多くあります。たとえば、徳島では、毎月の最終日曜日に、各支部で「支部黄金塾」を開催。『新・人間革命』に描かれる、師弟の生き方を学び、壮年部の前進の力となっています。
星 宮城では、10年以上前から『新・人間革命』を学ぶ大学校が発足。多くのメンバーが読了に挑戦し、広布拡大の新たな決意に燃えています。
志賀 本年からは、男子部も大学校に参加しています。大学校生をマンツーマンでサポートする体制も整えられ、人材の輩出につながっていると聞きました。
原田 池田先生は、「黄金柱の壮年部であるならば、今までの経験を生かして、女子部や婦人部を守り、青年部を本当に慈しみ育てていってもらいたい。とりわけ、青年部時代に訓練を受けた人は、今こそ、その力を発揮する時である。青年にあれこれ言うのではなく、率先して模範の姿を示していこう」と言われています。後継の青年を自分以上の人材にしてこそ、壮年部です。
谷川 山口では、副役職の方に光を当てた取り組みを展開しています。その名も、「フクフク闘争」。山口開拓闘争と、山口名産のふぐ、そして幸福、副役職を掛けての名称です。
原田 男子部時代の人脈を中心に、1人が5人ほどのメンバーを決め、家庭訪問を実施しているそうですね。副役職の方にとって、責任が明確になることは、大変に励みになります。
谷川 関西では、人材グループ「王城会」の活動が活発で、地域の宝城を厳護する使命と誇りに燃えています。また、島根のヤング壮年部の運動も見事です。
星 ほかにも、職場や地域で模範の存在として光る壮年部は数多くいます。
谷川 先生は壮年部に、「さあ、今日も朗々と題目の師子吼で祈り切ろう!」「わが誓いを、王者の風格で堂々と果たし切ろう!」と呼び掛けられました。
原田 日蓮大聖人は「今に至るまで軍やむ事なし」(御書502ページ)と仰せです。この広布の闘魂を受け継いでこそ、壮年部です。師弟の誓いを果たす、広布拡大の勝利の結果を、皆で打ち立てていきましょう。