座談会

〈座談会 師弟誓願の大行進〉53 一人一人に「私にしかない人間関係」が 仏縁を大きく広げる夏に! 2018年8月9日 日韓の青年部が広布後継を誓う

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日韓の青年部が広布後継を誓う
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
竹岡青年部長
伊藤女子部長
共に手を携え、世界広布新時代を切り開いていきます!――「日韓青年友好大会」では、両国の若人が永遠の共戦を固く誓い合った(3日、東京・新宿区で)

 伊藤 韓国から青年部200人が来日し、研修会が行われました。一人一人の求道心と歓喜に満ちた姿が深く心に残っています。

竹岡 メンバーは、唱題や、小説『新・人間革命』の研さん、日々の訪問・激励においても明確な目標を立て、皆が弘教拡大に勝利した姿で来日されました。また、社会でも本当に奮闘しています。

原田 池田先生はこれまで、韓国の同志に絶えず励ましを送ってきました。韓国の識者の方々とも、先生ご自身が誠実と信念の対話で崩れぬ友情を結ぶ外交戦を続けてこられました。今回、韓国の青年部が大成長し、拡大の結果をもって来日したことを、先生も大変に喜ばれていました。

竹岡 先生は両国の青年部に対し「学会創立100周年の主役」と期待を寄せられました。世界の青年部との連帯をさらに強め、共に広布と社会のリーダーへ大成長してまいります。

“一本の電話”でも

 伊藤 夏の友好期間は仏縁を拡大する大きなチャンスです。

永石 「帰省し、親戚と交流してきました。十数年ぶりの再会でも語らいが弾みました」「近隣の友人と、盆踊りを通して友好が深まりました」などの声も聞きます。

長谷川 記録的な猛暑が続いています。体調管理に万全を期すとともに、交通事故にも細心の注意を払いながら、有意義な夏にしていきましょう。

原田 今、私たちは小説『新・人間革命』を毎日、研さんし、広布の実践の糧としていますが、仏縁の拡大においても学ぶことは、あまりにも多い。

永石 はい。第30巻〈上〉「雄飛」の章の「人は、出会いによって『知人』となり、語らいを重ねることで『友人』となり、真心を尽くし、共感し合うことで『心友』となる」との言葉はとても印象的でした。

原田 中国の識者と交流を重ねる場面ですね。池田先生の平和旅とは、世界中に友情を広げる戦いであったといえます。広布の活動においても、その模範を池田先生ご自身がいつも示してくださいました。

竹岡 第6巻の「宝土」「遠路」の章では、中東初訪問が描かれています。その中で先生は中東の偉人のモットー「古い友人と仲良くし、新しい友人をつくれ」を紹介しています。

長谷川 この言葉を通して、先生は「人間は、ともすれば古い友人とは疎遠になりがちである。また、古い友人との交流があれば、新しい友人をつくろうとはしないものだ。しかし、人間を大切にし、人間関係を広げていくなかで、新たな世界が開かれていく」と指導されています。

永石 インド訪問が描かれた第29巻「源流」の章には「直接、現地に足を運び、出会いをつくることから、友情は芽生え、その積み重ねのなかで、強い信義の絆が結ばれていく」とあります。

原田 先生の外交戦は「足を運ぶ」「直接会う」ことの連続です。その行動で世界中の人々と信頼を積み重ねてこられたのです。

竹岡 第24巻「厳護」の章では「日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり」(御書1360ページ)との御文から「一人立つ」ことの重要性を強調した上で、次のように言われています。「私たちは、一人ひとりが、家族、親戚、友人等々、他の誰とも代わることのできない自分だけの人間関係をもっています」「そこが使命の本国土であり、その人たちこそが、自身の眷属となります」

原田 「自分だけの人間関係」を大切に、自らの責任で対話を重ねていく。そこから大きな広布の潮流が生まれていくことは間違いありません。

伊藤 また、時には直接会いに行けないこともあります。第23巻「勇気」の章では、電話なども含め、日頃から意思を疎通し、励ましを送ることの大切さについて「その不断の努力のなかに、信頼が育まれ、強い人間の絆がつくられていく」と記されています。

永石 一本の電話、一枚のはがきであっても、真心を伝えることはできます。大切なことは先生のご指導にある通り「不断の努力」で、友人を大切に、交流し続けることですね。

原田 「友情の拡大」こそが「境涯の拡大」「幸福の拡大」に直結します。この夏、完結に向かって連載が進む『新・人間革命』「誓願」の章を研さんするとともに、日々の勤行・唱題で信心のリズムを整え、大きく交流に打って出ていきましょう。

「教育原点の日」へ

 伊藤 12日は「教育原点の日」です。淵源は1975年の同日に行われた教育部(現・教育本部)の夏季講習会です。池田先生が出席し、教育に従事する友に期待を寄せられました。

永石 『新・人間革命』第24巻「人間教育」の章にも詳しくつづられています。先生は、この日を「教育革命」の日と定め、毎年、意義をとどめる日にすることを提案されました。

長谷川 先生は「教育革命」とは教師自身の「人間革命」から始まることを示されています。子どもの幸福を第一に、信仰で自己を磨いてこそ教育本部です。

竹岡 来る12日には、第2回となる「青年教育者」による実践報告大会が、兵庫で行われます。創価の人間教育の理念と、その実践成果を訴えていきます。

長谷川 また、この日を中心に教育本部では各地で夏季研修会を開催しています。同本部の使命を改めて確認し合うとともに、教育技術の錬磨を目指します。

原田 未来ある子どもたちの育成に携わる、教育本部の皆さまが、その“聖業”にさらにまい進されることを願います。