社説

〈社説〉 きょう「父の日」 2018年6月17日 不屈の力で“創価の父”の勝ち鬨を

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不屈の力で“創価の父”の勝ち鬨を

 今年3月の世界青年部総会、さらに、きょう行われる教学部任用試験の取り組みでも、各地で男子部を懸命にサポートする壮年部の奮闘が見られた。
 同世代の関わりだけでは開かないことのある青年の心も、人生経験豊かな壮年の一言で、すんなり打ち解けたりするものだ。ここぞという時に各部を守り、支え、動くのが、“創価の父”である壮年部の真骨頂である。
 今年は初代会長・牧口常三郎先生、第2代会長・戸田城聖先生の入信90周年の佳節。「創価」という名称も、牧口先生の掲げた「価値創造」を、戸田先生が若き英知で表現したものだ。師弟一体の偉大な出発自体が、現在の“壮男一体”の広布拡大に先んじているといえないだろうか。
 池田大作先生は、かつて「父の日」に寄せて、「男」という字が「田」と「力」から成ることに触れ、男の「三つの力」を示した(『随筆 幸福の大道』所収「不屈の力で人間王者の勝鬨をあげよ」)。
 第一の力は、駿馬の勢いで勝利を決する力。
 「今日、達成すべき目標がある。今、励まさなくてはいけない人がいる。時を逃さず、最大の価値を生み出す人が、新しい歴史を創るのだ」「勝負は『今』にあり」と。
 第二の力は、滝の如く撓まず、粘り強く連帯を広げゆく行動。
 私たちの対話は、久遠からの眷属を一人一人、呼び覚まし、正義と幸福と勝利の軌道へとリードする。ゆえに、「信念を語り切った分、仏縁が結ばれ、信頼が深まり、自他共に境涯が開かれる」と。
 そして第三の力は、最後まで「師子王の心」で攻め抜く勇気と執念。
 日蓮大聖人は、「各各師子王の心を取り出して・いかに人をどすともをづる事なかれ」(御書1190ページ)と、弟子たちに叫ばれた。牧口・戸田両先生が、この大聖人の仰せのままに、戦時中の弾圧下で一歩も引かず、断固、師子吼したことに触れ、池田先生は、「途中に何があろうが、最後の最後まで戦い抜く創価の丈夫が、日本中、世界中に勝利と栄光を輝かせゆかれることを、私は祈る」と呼び掛けた。
 師弟誓願の大殿堂である広宣流布大誓堂も、創立の月・11月には完成5周年を迎える。三代会長の魂を継ぐ壮年・男子部ならば、「駿馬の勢いで時を逃さず」「粘り強く連帯を広げ」「攻め抜く勇気と執念で」、幸福と拡大の実証を打ち立てたい。