愛する高等部のリーダーの皆さん、世界市民の平和の城・創価大学へ、ようこそ! 宝の人材の皆さん一人一人と、私は心の握手を固く交わしながら、すべてを見守っております。
お世話になる担当者の皆さん、また役員の方々も、本当にありがとうございます。
この会場はディスカバリーホール、すなわち「発見」という名前を冠しています。「Discovery」には、“覆いを取る”という意義があります。
どうか、皆さんは、今日の研修会で、弱気や遠慮などの覆いを取り払って、自分自身の秘められた無限の可能性を大いに発見していってください。そして、新しい人間革命の挑戦のドラマを開始していただきたいのであります。
わが創大にお迎えした私たちの友人に、ワンガリ・マータイ博士がいます。
博士は、アフリカの大地に木々を植樹する運動を始め、アフリカ人の女性として初のノーベル平和賞を受賞しました。環境破壊で傷ついた故郷の大地に、一本また一本と木を植え、やがてそれは、4000万本にも達したのです。
博士は語られています。「木は、土の中で根っこを伸ばすとともに、空高く向かって成長する」「『どんなに高いところまで行こうと、根を張っているからこそ養分を得られる』ということを私たちに教えてくれる」(小池百合子訳『UNBOWED へこたれない ワンガリ・マータイ自伝』小学館)と。
皆さんは、大空高く、偉大な人材の大樹に育ちゆく一人一人です。
ゆえに、夢と希望を掲げながら、信心という「根っこ」を、強く深く張っていってください。日々、勇気凜々と題目を唱える青年の生命には、どんな雨や風にもへこたれない、不屈の「負けじ魂」が鍛え上げられていくのです。
日蓮大聖人は、「未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ」(御書231ページ)と仰せになられました。今、目の前の課題に全力を尽くす中に、未来の勝利の因が厳然と刻まれます。
さあ、今から、ここから、勉強でも、読書でも、スポーツでも、自分が決めた挑戦を、一日また一日、粘り強く積み重ねていこう!
最も信頼する皆さんの健康と成長を、これからも私は強盛に祈っていきます。
親孝行をよろしくお願いします。大切な大切な不二の皆さん、お元気で!(大拍手)
未来部部長研修会への池田先生のメッセージ 2018年6月4日 信心の根を強く深く張り、偉大な人材の大樹と育て
信心の根を強く深く張り、偉大な人材の大樹と育て