名字の言

〈名字の言〉 2018年2月14日

スポンサーリンク

いつにも増して寒い冬だが、心は熱くなる。そんな集いが今、北海道の各地で開かれている。今年で36年の伝統を誇る「青年主張大会」だ▼本年は約150会場で開催。郷土を愛する地元青年部が、夢への挑戦、仕事の労苦、病との闘い、いじめの克服など、信仰を根本に挑んだ体験を語り、地域貢献への理想や決意を発表する。毎回、友人にも共感が広がっている▼「普通、人間は過去の嫌なこと、つらいことは隠すものです」と、かつて参加した地元企業の組合長が語っていた。「強い人でないと、こういう話はなかなかできない。主張してくれた方々は本当に強い人だと思います。こういう人たちにこそ、社会の力になってほしい」▼信仰の輝きは体験にこそ表れる。こうした青年の体験談を収録した「RUN IT!」(第三文明社)も好評。そこには、池田先生の「生命を完全燃焼させた思い出は、永遠に消えない」との言葉が掲載されている。同書で紹介された女子部員が、苦しい時に励みにした言葉だ▼悩みや葛藤多き青春時代。それらと真正面から向き合い、一歩また一歩と乗り越えゆく等身大の体験には、百万の名言もかなわない。永遠に消えることのない“わが宝のヒストリー”を語りながら、感動と共感の輪を広げたい。