本日の御書

本日の御書 とがありともせうせうの失をばしらぬやうにてあるべし、又女るひはいかなる失ありとも一向に御けうくんまでもあるべからず(四条金吾御書p1176)

スポンサーリンク

【御書本文】
とがありともせうせうの失をばしらぬやうにてあるべし、又女るひはいかなる失ありとも一向に御けうくんまでもあるべからず(四条金吾御書p1176)

【通解】
(弟たちに)少々の過失があっても見逃してあげなさい。また女性には、いかなる過失があっても、戒める必要などない。まして争ってはならない。

【先生の指導から】
このころ、四条金吾は、主君の信頼を回復し、苦難の時期を耐えぬいて、春を迎えていた。しかし、それゆえに敵に狙われてもいた。ただでさえ、危険な状況のなか、味方をも敵に回すことのないよう注意された御文と拝される。女性の繊細な心理を理解された御本仏の深い御配慮が伝わってくる。